放射光応用学分野(講座)
松井 純爾
大型放射光(SPring-8)は、その優れた特性(高輝度性、波長選択性、偏光性等々)から学術的な基礎研究にとどまらず、エレクトロニクス、金属、高分子化学、素材各産業界での応用研究が盛んになってきました。本分野では、学術的かつ産業利用の双方の境界領域における半導体、ナノ材料、金属などの薄膜構造、長周期構造、結晶完全性などを放射光で評価し、わが国の将来の産業基盤振興を目指す新しいビームラインを構築するとともに、小角散乱法、イメージング法、粉末回折法、XAFS法などで新規の手法開発を行います。