特定領域研究:火山爆発のダイナミックス・総括班


Updatede 2006.05.25
  • 今までの活動経過  
  • 今後の予定
     
  • 伊豆大島総合演習2006年6月4日
     
  • 平成17年度研究状況報告書  
  • 05年度ヒアリング発表資料

     
  • 領域代表者 井田喜明 について 
  • 領域代表者からのメッセージ 
  • 火山についての一般向けの解説 
  • 特定領域全体のホームページ(東北大学)

    特定領域研究の概要

     科学研究費補助金・特定領域研究「火山爆発のダイナミックス」は、火山爆発の素過程や発生機構について学術的な理解を飛躍的に深め、その応用として火山災害の軽減に大きく寄与することを目標に、2002年度(平成14年度)に始まった。研究期間は2006年度(平成18年度)までの5ヵ年間である。研究は理学、工学、社会科学の研究者が協力して学際的に進められている。
     目標の達成に向けて、領域は次の5つの研究項目から構成される。
      A01. 火山爆発の発生場をさぐる
      A02. 火山爆発の準備過程をさぐる
      A03. 火山爆発のメカニズムをさぐる
      A04. 火山爆発の地表現象をとらえる
      A05. 火山爆発災害軽減への路をさぐる
    各研究項目には中心に計画研究がひとつあり、2003年度(平成15年度)からはそれぞれに複数の公募研究が加わった。
     研究項目A01は、主に活動的な火山で精密な火山観測を行うことによって、火山爆発の性質や発生場の実態を詳細に把握する。A02は、爆発の原動力となるガス成分が、噴火の準備過程でどのような挙動をするかを、主に噴出物の解析に基づいて解明する。A03は、マグマが流動し、爆発で破砕される現象がどのような物理機構に支配されるかを、室内実験やコンピュータ・シミュレーションを駆使して究明する。A04は、火山爆発が地表で引き起こす現象を、野外実験や各種の観測・調査によって究明し、スケーリング則などを用いて定量化する。A05は、火山爆発の発生が社会に及ぼす効果などについて調べて、災害軽減に有効な方法を探る。
     これらの研究によって、今までやや博物学的に扱われてきた火山現象が、発生機構と関連づけて体系的に理解できるようになると期待される。また、研究成果が噴火シミュレータなどの開発に応用され、噴火予知や火山防災に生かされるよう、研究の適切な集約に努める。


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    総括班

     領域の掲げる目標の実現に向けて、領域代表者の所属する 兵庫県立大学(旧姫路工業大学)に総括班が設けられている。総括班は、5つの研究項目が相互に強い協力関係を維持し、国内外の関連する研究分野とも密接に協調するために、ニュースレターの発行、各種研究会の開催、毎年度末の成果報告書の作成などに精力的に取り組んでいる。

     総括班の構成

    役割
    氏名
    所属機関
    専門
    領域代表 井田 喜明 兵庫県立大 火山物理学
    A01計画研究代表 田中 良和 京都大 地球電磁気学
    A02計画研究代表 西村 太志 東北大 火山物理学
    A03計画研究代表 小屋口 剛博 東京大 火山学
    A04計画研究代表 谷口 宏充 東北大 火山科学
    A05計画研究代表 岡田 弘 北海道大 火山防災科学
    評価担当 下鶴 大輔 東京大 火山物理学
    評価担当 荒牧 重雄 東京大 火山地質学
    評価担当 高山 和喜 東北大 流体科学
    評価担当 藤井 直之 名古屋大 火山物理学
    事務担当 吉田 武義 東北大 火山地質学
    事務担当 中村 美千彦 東北大 火山岩石学
    事務補佐 久利 美和 東北大
    事務補佐 梅宮 寿美 兵庫県立大



     井田喜明と梅宮寿美

    梅宮寿美(ひさみ)は2003年姫路獨協大学外国語学部英語学科卒業。ECCジュニアホームティーチャーとして子供に英語を教えながら、兵庫県立大学で総括班事務局の仕事を担当する。


     兵庫県立大学事務局

    〒671-2201 姫路市書写2167 兵庫県立大学生命理学研究科
    電話/FAX:(0792)67-4941
    電子メール
     井田喜明 yida@sci.u-hyogo.ac.jp
     梅宮寿美 explos@sci.u-hyogo.ac.jp



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