蛋白質の機能を化学反応として捉えることを可能にする生命現象研究 ピコバイオロジー:原子レベルの生命科学

「ピコバイオロジー:原子レベルの生命科学」は、平成19年度生命科学分野の13拠点のうちのひとつに採択されました。

若手研究者・博士後期課程

拠点内短期留学の趣旨と実施要領
 

 当拠点では「構造生物学のわかる細胞生物学者」と「細胞生物学のわかる構造生物学者」の育成を人材育成の最重要目標としている。他分野の視点をもつことの重要性は、それをもって初めて理解できることが多い。そのため、そのような機会がある程度、強制的に与えられることが必要であると考えられる。しかし、視野を広めることに重点を置きすぎて、専門分野の教育がおろそかになることのないよう十分に注意することも必要である。これら諸点を考慮して、博士後期課程大学院学生に対し、拠点内短期留学制度(細胞(構造)生物学研究グループの学生が3ヶ月間、構造(細胞)生物学研究グループに出向し、そのグループの研究に参加する)を実施する。その際、単に出向先に実験に行くのではなく、所属研究室の研究や行事には一切参加せず、出向先研究室の研究や行事に参加し出向先研究室の一員として3ヶ月滞在する。

  なお、平成22年度より、その短期留学が当該学生の視野を広めるために有効であることが運営委員会で認定された場合には、国内他大学の研究室も留学先とすることができるよう制度を変更した。

 この短期留学は必修科目として博士後期科目カリキュラムに組み込まれている。そこで、提出された留学計画により必修単位(短期留学)履修に適格かどうかをGCOE運営委員会で審査する。さらに、留学修了後提出された報告書に基づいて運営委員会の議を経て単位を認定する。

 受け入れ研究室への必要経費は予算化されています。留学先及び所属研究グループ指導者と十分協議して、留学計画(留学先、目的、期間を記載。様式自由。)を作成し、GCOE事務担当石野(研究棟411号室)宛提出してください。 有資格者:博士後期課程大学院学生。