金属錯体は遷移元素の多様性と有機配位子の設計性・柔軟性を組み合わせた高機能性物質であり、天然はじめ人類の生活・社会における基盤材料として重要です。本講座では、酸化還元やクロミズム、発光、磁性など多彩な物性を示す新しい金属錯体、特に多核クラスターや集積型金属錯体の開発とその機能開拓を行っています。 最近では例えば、超高圧下における分子弾性・空隙歪みと発光制御、環境応答性を示す柔軟結晶の開発、SPring-8の放射光を活用したその場オペランド計測、高強度電気化学発光システムに関する成果をあげています。産学連携研究にも注力し、新しい材料開発を通した社会貢献を目指しています。
錯体化学・有機化学・合成化学・結晶化学・電気化学・光化学・固体物性化学・界面化学・超分子化学 / 多核錯体・クラスター化合物・超分子金属錯体・配位高分子・非金属錯体・光励起状態・超高圧錯体化学・X線構造解析・放射光・薄膜・分子デバイス材料