研究テーマ

4. 大型放射光施設SPring-8の兵庫県放射光研究施設(兵庫県ビームライン)の管理・運営

 兵庫県は、第三世代大型放射光源SPring-8に硬X線アンジュレータ型挿入光源のビームライン(兵庫県ビームライン;BL24XU)を設置した。これは、SPring-8で得られる高輝度X線を用いて初めて達成できる高輝度マイクロビームに関する装置技術の開発等の研究を中心に据え、放射光関連の新産業の創造や革新的な医療技術の開発と、高輝度放射光利用研究の産業界への普及を図ることを目的としている。また、SPring-8の特色を生かした研究課題を材料とバイオ・メディカル分野から選択して、産学官の研究者・技術者の参画を得たプロジェクト研究を実施し、放射光研究者・技術者層の拡大も目指している。

 本講座は、兵庫県ビームラインの管理運営を産学連携・研究推進機構の放射光ナノテクセンターと協力して行っている。 篭島教授が放射光ナノテクセンター長を兼務している。