Narrowing of magnetic resonance line of Cs atoms in a thin glass cell
Kiyoshi Ishikawa, Kensuke Iida, and Terunao Nakura

ガラス表面でのスピン緩和を調べる目的で、薄型セルにおけるセシウム原子の磁気共鳴を 光検出した。 磁気共鳴のように低い周波数でも、原子の並進運動によるスペクトルの広がり が見られた。 電子スピンは壁との1回の衝突で完全に緩和するモデルで、広がりを説明できた。 また、遅延時間測定法により共鳴線の狭線幅化に成功した。 表面は2次元なので、原子数を 増やすために原子を高密度にしなければならない。 そのためには、高密度原子のスピン ダイナミクスの詳細を解明することが重要である。