Spin dynamics of dense alkali-metal atoms
Kiyoshi Ishikawa, Togo Kojima, Taro Hasegawa, and Yoshihiro Takagi

気相のアルカリ金属原子を高密度(およそ 0.0001 Torr)にすると、原子のコヒーレントな 過渡状態が原子衝突の影響を受ける。 アルカリ金属原子同士のスピン交換相互作用により スピンの歳差運動(準位のコヒーレンス)の緩和が、スピンと磁場のなす角度 q に依存するようになる。 そのようすを、角度 q・静磁場・偏極率・原子密度を変えながら観測し、 その結果を理論的に説明した。