プラナリア
プラナリア類は、動物分類上、扁形動物門、渦虫綱の総称である。ふつうにプラナリアと呼ばれる場合は、淡水生三岐腸類を指している。プラナリアには動物の体の基本構造を考える上で、、研究者の興味を惹く二つの特徴がある。一つは、プラナリアの有する著しい再生能力であり、もう一つはプラナリアが系統発生上、前口動物と後口動物の分岐点の近くに位置し、最も原始的な形態を持つ左右相称かつ三胚葉性の動物であることである。本研究室では、日本で最も普通に見られるプラナリアであるナミウズムシを実験に用いている。
ナミウズムシ
学名 : Dugesia japonica
体長、20〜25mm。茶褐色〜黒褐色。頭部は三角形。北海道北部をのぞく日本列島全域に分布する。有性系と無性系とが存在するが、ともに再生力旺盛である。
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